December , 2004


長澤伸穂「隠された宝探し」 インタビュー

現在、アジアン・アメリカン・アーツセンターで学生と共に「隠された宝探し」と称した企画を展示中の長沢伸穂さん。彼女のアート、これからの抱負について語ってもらった。

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NYにおけるパブリックアート非営利団体の活動報告

ニューヨークにおける2つの非営利芸術団体「パブリックアート・ファンド」、
「ジャパン・ソサイエティ」の報告。

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Graffiti Behind the Wall-塀の中のアーティストたち

塀の中の『My kids』。ロサンゼルスの少年更正院と女性専用刑務所にて青少年受刑者たちと共にアート作品をつくる2人のアーティスト。

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第7回リヨンビエンナーレ&ケルンのアートイベント『ロングナイト4』 の報告

2003年9月から2004年1月まで開催されたリヨンビエンナーレ。
そして、ケルンで行なわれた一夜のアートイベントに関するレポート。

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“flash mobs”  世界中で出没するネット群衆

2003年の6月末にNYではじめて出現し、あっという間に世界中に伝染し大流行したflash mobsインターネットやe-mailを通じて組織化されたパフォーマンス・イベントとは?

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芸術と経済的成功  ―非営利芸術団体とその観客がもたらす経済効果について―
ART&ECONOMIC PROSPERITY:
The Economic Impact of Nonprofit Art Organizations and Their Audiences


2002年10月、アメリカンズ・フォー・ザ・アーツ(全米芸術団体)は、非営利芸術団体の経済効果について調査結果を発表した。報告書は、2000年から2001年の間に4,000〜300万の人口をもつ郊外の町から都市に至る91ヶ所のコミュニティを調査対象とし、33州における3,000団体と40,000人の観客から詳細情報を収集し分析した。ここでは、その概要をご紹介する。
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コミュニティ・アートの国際コンペティション
Community Art Collaboration 2002


すべてのひとびとが民主的に集うことのできるパブリック・スペースとは何か?
みんなが等しく共有し存在できるコミュニティとは何か?
これらについて問いかける国際コンペティション「Community Art Collaboration 2002」が開催された。


ムーイン・マップ ― 小阪 博一 ―  May 2003, Various Locations Throughout Little Tokyo,Los Angeles :
A Project Of Creative Capital


Ruin Mapは日米文化会館(Japanese American Cultural And Community Center)のビジュアルアーツ・ディレクター兼キュレーターである小阪博一氏がアメリカ最大の日系コミュニティであるリトルトーキョー(ロサンゼルス)に暮らす日系アメリカ人一世、二世たちを巻き込み制作した500点に及ぶ木版画をレストランやスーパーマーケットなどリトルトーキョーのあらゆる場所に展示しようという地域密着型パブリックアートプロジェクトである。


SQUATに暮らすアーティスト PARIS, FRANCE (March 2003)

パリにスクワットと呼ばれる場所がある。SQUAT=不法に居住すること。パリにある廃墟ビルにアーティストたちが文字通り不法に居座り、無断で電気や水道を引き、そこに暮らしながら芸術活動をしている。なぜ、彼らは危険を冒してまでそんなことをするのだろうか。今年3月、その何ヶ所かを訪ね、彼らの話を聞いてみた。



アーティスト イン 空き家 2002 京島
10/13-11/10/2002 (作品展示11/9-10)墨田区京島地区


この「アーティスト イン 空き家 2002」プロジェクトは、2000年、慶應義塾大学三宅理一研究室の主導により、墨田区京島地区を活性化を促すアクション・プランとして始められ、今回は2回目となる。地域振興という目標のもと、北欧のアーティストを招き、積極的な住民参加を働きかけた前回に対して、今回はアートが本来持っているはずの可能性を地域と関係づけることを中心課題としたという。この下町の街並みと人間関係がいまでも息づく京島で、ふたりのフランス人アーティストがこの地域に住み、この地域をどのように知覚し、作品化してゆくのか、そしてその作品が地域のひとびとにどのように共有されてゆくのだろうか。


ヨーロッパ・米国におけるアニマル・パレード

現在、ヨーロッパ諸国や米国において、都市の中における一風変わったアートプロジェクトが流行している。このプロジェクトとは、『アニマル・パレード』と呼ばれるもので、アーティストによってデコレーション(ペイント)されたグラスファイバー製の牛や馬、鹿、ブタ、ライオン、熊、スヌーピーなどさまざまな動物彫刻とも呼べる立体が夏の間、街のあちらこちらに展示され人々の関心を集めるというものだ。


宮島達男 和泉シティプラザの高齢者参加によるアートワーク
「Time Garden」時の庭 2003


2003年4月オープン予定の「和泉シティプラザ」に、宮島達男氏が市内の高齢者の参加により「Time Garden」を完成させた。建物の中央に穿たれたヴォイド、直径20mの竹林庭園のなかに120個のエメラルド・グリーンのデジタル・カウンターが散りばめられ、幻想的な光を放つ。竹のもつ生命感とともに、ひとつひとつの光はひとりひとりの輝く生命を点灯し続け、永遠に絶えることのない命の営みと時間の循環とを映し出す。


アメリカン・フォー・ザ・アーツ
アニュアル・コンファレンス
Americans for the Arts 2003 Annual Convention


米国にて年に一回開催されるアートの全国大会。毎年6月頃開催され、会場は各都市持ち回りでおこなわれ、2003年はテネシー州ナッシュビル、来年はオレゴン州ポートランドにて開催される。

2003年6月5〜6日 :プレコンファレンス(パブリックアート)
『Measuring Up: Defining Success in Public Art』
http://www.americansforthearts.org/services/events/default.asp
7〜9日 :アニュアル・コンファレンス
『ARTrepreneur: The New Arts Leader』
http://www.americansforthearts.org/services/events/default.asp

キー・スピーカーによる講演や分科会、ケース・スタディ、この1年間に行われたアートプロジェクトのレビュー、そしてポートランドでのアート・ツアーがおこなわれる。



アメリカン・フォー・ザ・アーツとは

アメリカン・フォー・ザ・アーツは、米国における主導的な非営利の組織であり、40年に及び客観的に芸術業界に対して調査を行い、
地域コミュニティを支え、米国におけるあらゆるジャンルのアートとアーティストに対してさまざまな支援をおこなっている。
ワシントンとニューヨークにオフィスを持ち、5,000人以上の組織、個人のメンバーにより運営さる。
協会はその活動目的に3つのゴールを掲げている。
1. アートに対する公共のと民間部門サポートを増やすこと
2. 国内のすべての子供たちが質の高い芸術教育を受けられるようにすること
3. 芸術を通してコミュニティのつながりをつよめていくこと

地域、州、国レベルの芸術組織、行政機関、財界の指導者、個人の慈善家、教育者、そして、資金者と協力体制を取り充実したネットワークを持っている。ウェブサイトによる情報公開やアニュアルにアート全国大会を開催し、全米における芸術活動を積極的に支援している。

詳しくは、http://www.americansforthearts.org/default.asp
(Y・K)



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