アート&ソサエティ研究センターは、「ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)」と呼ばれる、地域や社会に能動的に関わっていくアートのあり方に注目し、この新しいアートの領域について理解し、考えていく「SEA研究会」を行っています。以下、各回の内容をブリーフィングしてご報告します。

SEA展来場者アンケート調査結果

アンケート調査は、2017年2月18日から3月8日の14日間の会期中に実施。展覧会会場出入り口でアンケート用紙への記入を呼びかけたところ、来場者全体1536人に対し461件の回答が寄せられました。その調査結果から、「とてもよかった」50.8%、「よかった」41.4%を加えると92%を超える高い評価をいただきました。また、今後もこのようなSEAを紹介する企画展を希望するか?という問いかけには、96%の来場者が「希望する」との回答があり、SEAへの関心の高さや、関連情報へのニーズの大きさを実感しました。アンケート実施に際しましては、多くの方々からの貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。
以下、アンケート結果と自由コメントから一部抜粋したものを掲載いたします。

展覧会全体への感想について

「とても興味深かった」
「今まで触れたことのない世界をみれて楽しかった」
「世界でおこなわれていることの視点の違いが興味深い」
「アートが社会でできることをあらためて考えさせられた」
「アートの新しい可能性を感じた」
「SEAのスケールの大きさを感じて感動した」
「メッセージ性がありもっとこういう展覧会があってほしい」
「価値観、意識、問題意識を揺さぶられた」
「近年で最もエキサイティングな展覧会」
「展示だけではわからない部分もあった」
「新しい可能性を感じたが、理解がむずかしものもあった」
「作品のギャップ、多様性、強度のばらつきを感じた」など

日本人の作品について

「(問題の文脈を)共有しているので気になった」
「日本のプロジェクトをもっと紹介してほしい」
「日本の若手アーティストの社会との関わりが希薄?切羽詰まってない?」
「日本の独特のSEAにフォーカスした展示も見たい」
「地域アートをどう批評的に再考するのか?」
「SEAへの批評性、展覧会で紹介する意義に触れてほしい」など

展示について

「常駐するアーティストとのコミュニケーションがあり、よかった」
「プロジェクト系の展示がよかった、勉強になった」
「見応えがある展示、バランスがよかった」
「映像が多かった」
「参加型の年表がよかった」
「同時にトークイベントが多くあってよかった」
「映像の時間の掲示がほしかった」
「イスがもっとほしかった」
「ギャラリーでの解説があればよかった」(ガイドは希望に応じて提供していた)など。

今後への期待

「SEAについての展覧会を継続的に開催してほしい」
「書籍、記録集をまとめてほしい」
「SEA位置づけ、定義、コンセプトをより説明してほしい」
「参加型年表の発行に期待」
「日本の現状をより大規模に紹介する展覧会を希望」など

アンケート結果


Q1
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Q3                                                                                               

アンケート回答者の属性


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Socially Engaged Art 展 終了のお知らせ

『ソーシャリー・エンゲイジド・アート展:社会を動かすアートの新潮流』は終了いたしました。会期中は多くのみなさまにご来場いただきまして誠にありがとうございました。
みなさまにお答えいただいたアンケートは現在集計中です。集計終了後、結果をWEBにて公開いたします。また展示のSEA年表は追記いただいたみなさまの声を反映し、更に充実した年表へと完成させたいと思っておりますのでご期待ください。

Photo by Haruhiko Muda

Photo by Haruhiko Muda

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『ソーシャリー・エンゲイジド・アート展:社会を動かすアートの新潮流』を開催します!!

sociallyengagedart
会期:2017年2月18日(土)〜3月5日(日)
開館時間:11:00〜20:00 (最終入場19:00)
休館日:なし
会場:アーツ千代田3331
観覧料:一般・大学院生1000円/大学生・中高生500円(要学生証)/小学生以下無料

​http://sea2017.seaexhibition.site/

近年、アートの新しい潮流として注目されている「ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)」は、現実社会に積極的に関わり、人びととの対話や協働のプロセスを通じて、何らかの社会変革(ソーシャル・チェンジ)をもたらそうとするアーティストの活動の総称です。本展では、とくに3・11以降顕著となった、社会への関わりを強く意識した日本人アーティストの活動に注目し、アイ・ウェイウェイ、ペドロ・レイエス、パーク・フィクションなど海外の代表的な作家やプロジェクトとともに紹介。東京を舞台に5つのプロジェクトも実施します。日本で初めての本格的なSEAの展覧会としてご期待ください。


アーティスト[プロジェクト・イン・Tokyo]


ペドロ・レイエス《銃をシャベルに》
2008年に始まった本プロジェクトは、発砲事件の絶えないメキシコの町で銃を回収し、鋳物工場でシャベルに加工して木を植え、展示する。本展では、港区笄小学校の4年生が1/2成人式で校庭に木を植える。

ママリアン・ダイビング・リフレックス/ ダレン・オドネル《子どもたちによるヘアカット》
子どもたちがプロの美容師から講習を受け、美容室で大人の客に無料のヘアカットを行う。大人と子どもの力関係を逆転させ、子どもの能力を見直すきっかけを提供する。東京では、足立区の「東京未来大学こどもみらい園、みらいフリースクール」で学ぶ子どもたちを中心に、東京ビューティーアート専門学校で研修を受けた子どもたちが、ヘアカットに挑戦。 ただ今、ヘアカットを希望するお客様の予約とヘアカットに挑戦する子どもたちも若干名募集しています!

西尾美也《Self Select: Migrants in Tokyo》
東京で暮らす海外からの移住者が、見ず知らずの通行人と衣服を交換する様子を映像に収めた後、展覧会場で自分の「服」を製作する。〈移住者〉と〈わたしたち〉の境界、ひいては〈移民〉について問いを投げかける。森美術館で開催中のラーニングプログラム「私たちは学んでいる:美術館と実験的なアート・ラーニングのこれから」に出演します。2月16日(木)18:30-20:00 詳細と申込みはこちらから。

明日少女隊《Believe -私は知ってる-》
2017年1月から国会で審議される刑法(性犯罪)の改正に向けたプロジェクト。紙製マスクに一般の人々から性暴力反対のメッセージを集め、そのマスクを装着して国会前などでパフォーマンスを行う。2月26日(日)13:00~17:00 、アーツ千代田3331 B105室にて「ビリーブ・トーク&ウォーク」を開催します!出演:明日少女隊、ちゃぶ台返し女子アクション、怒れる女子会

ミリメーター《URBANING UNIV.》
都市を「私の場所」にする実践者の養成を目指した1泊2日のラーニング・プログラム。議論や体験カリキュラムを通して誰もが参加できる小さな都市計画の方法を探り、そこから〈都市空間〉と〈私〉の関わりを考える。詳しくは、URBANING_Uウェブサイトをご覧ください。


アーティスト[会場にて展示]


アイ・ウェイウェイ
スザンヌ・レイシー 
フィフス・シーズン
パーク・フィクション/マルギット・ツェンキ/クリストフ・シェーファー 
プロジェクト・ロウ・ハウス
高川和也 
丹羽良徳 
藤元明 
山田健二



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プレスリリース(PDF)のダウンロード


本展レクチャー・シリーズ[参加アーティストによる連続トーク]


2月18日(土)14:00〜16:00
ペドロ・レイエス「アートと武装解除:《銃をシャベルに》の背景」

会場   アーツ千代田3331 (1階 ギャラリーB)
定員   20名(先着順 事前申し込み不要) ※通訳付き
参加費  無料(メインギャラリーの展覧会を鑑賞される方は、入場券が必要です)

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2月19日(日)14:00〜16:00
パーク・フィクション+藤元明+笠置秀紀(ミリメーター)「都市=わたしたちの場所」

会場   アーツ千代田3331 (1階 ギャラリーB / 1F, Gallery B)
定員   50名(先着順 事前申し込み不要) ※通訳付き
参加費  500円(メインギャラリーの展覧会を鑑賞される方は、入場券が必要です)

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2月24日(金)19:00〜21:00
ダレン・オドネル(ママリアン・ダイビング・リフレックス)「社会の鍼治療」

会場   アーツ千代田3331 (1階 コミュニティスペース)
定員   50名(先着順 事前申し込み不要) ※通訳付き
参加費  500円(メインギャラリーの展覧会を鑑賞される方は、入場券が必要です)

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3月2 日 (木)19:00〜21:30
フィフス・シーズン「​​オランダの精神施設内のAIR:精神と創造性への挑戦」

登壇者:エスターフォセン (フィス・シーズン ディレクター/キュレーター)+ウィルコ・タネブライヤー(精神科医/アムステルダム​​市メンタルヘス部局​​医療長)+岡田 聡(精神科医/​​アートコレクタ)+アーカス・プロジェクト


会場:アーツ千代田3331 ※開催時間に変更の可能性があります。

 

関連イベント


2月13日(月)10:00〜18:00
森美術館国際シンポジウム 「現代美術館は、新しい『学び』の場となり得るか? エデュケーションからラーニングへ」
会場:アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階) ※2月14日より森美術館と各機関が連携し、アートと社会について考える「ラーニングウィーク」を開催(詳細は森美術館のwebサイト参照)


2月20日(月)19:00~21:00
ローカルな人々の知恵 「下からの」都市計画(仮題) マルギット・ツェンキ&クリストフ・シェーファー(パーク・フィクション)+佐藤慎也
会場:東京ドイツ文化センター 1階ホール


2月22日(水)19:00〜21:00
「ヒストリオグラファーとしてのアーティスト? : 記憶、忘却、物語」
モデレーター:崔 敬華 登壇アーティスト:藤井 光、山田 健二、山本 浩貴、横谷奈歩 会場:アーツ千代田3331 メインギャラリー 主催:nap gallery


2月26日(日)13:00~17:00
「ビリーブ・トーク&ウォーク」明日少女隊、ちゃぶ台返し女子アクション、怒れる女子会
会場:アーツ千代田3331 B105室


2月26日(日)17:30~19:00 (先着20名、要予約)
ギャラリートーク&セッション「アイ・ウェイウェイの新作《ライフジャケットの輪》とその背景」
講師:片岡真実(森美術館チーフキュレイター) インタビュア:村尾信尚(ニュースZEROメインキャスター) 会場:アーツ千代田3331

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SEAヒストリー研究会  日本におけるSEAを読み解く

SEAヒストリー これまでのSEA研究会では、海外のSEAを中心に考察、議論をしてきましたが、今年は「SEAヒストリー研究会~日本におけるSEAを読み解く」を開催いたします。この研究会は、戦後の日本の美術の動向や社会状況の変化から国内におけるSEAの萌芽と展開を掘り起こし、読み解くことを目的とし、各回のプレゼンターがそれぞれ異なる視点からアプローチしていきます。

《開催スケジュール》第8回以降は決定次第、お知らせします。


第1回テーマ 「マッピング」(終了しました)



プレゼンター
工藤安代(アート&ソサイエティ研究センター代表)
日時
2016年2月26日(金)18:30-20:30
会場
アーツ千代田3331 2階 会議室
(東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
定員
10名(先着順)
参加費
500円(資料込み・コーヒー付)
※実施報告をアップしました。
※SEAリサーチラボにレポート「第1回SEAヒストリー研究会に参加して」をアップしました。


第2回テーマ 「マッピング(後半)」(終了しました)



プレゼンター
清水裕子(アート&ソサイエティ研究センター副代表)
日時
2016年3月24日(木)18:30-20:30
会場
アーツ千代田3331 地下1階 B105室(2階 会議室から変更になりました)
(東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
定員
10名(先着順)
参加費
500円(資料込み・コーヒー付)
※SEAリサーチラボにレポート「第2回SEAヒストリー研究会に参加して」をアップしました。



第3回テーマ 「1960年代、世界と日本の社会運動と文化状況」(終了しました)



プレゼンター
秋葉美知子(アート&ソサイエティ研究センター主席研究員)
日時
2016年4月22日(金)18:30-20:30
会場
アーツ千代田3331 1階 ラウンジ(会場が変更になりました)
(東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
定員
10名(先着順)
参加費
500円(資料込み・コーヒー付)
※SEAリサーチラボにレポート「第3回SEAヒストリー研究会に参加して」をアップしました。


第4回テーマ 「1960年代:反芸術」(終了しました)



プレゼンター
工藤安代、嘉藤笑子
日時
2016年5月20日(金)18:30-20:30
会場
アーツ千代田3331内 B104室 
(東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
定員
10名(先着順)
参加費
500円(資料込み・コーヒー付)
※SEAリサーチラボにレポート「第4回SEAヒストリー研究会に参加して」をアップしました。

第5回テーマ 「1970年代:東京ビエンナーレ『人間と物質』」(終了しました)



プレゼンター
嘉藤笑子、工藤安代
日時
2016年6月24日(金)18:30-20:30
会場
アーツ千代田3331内 B104室 
(東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
定員
10名(先着順)
参加費
500円(資料込み・コーヒー付)

第6回テーマ 「コンセプチュアルアートと1970年代の芸術」(終了しました)



プレゼンター
ゲスト:上崎千
日時
2016年7月28日(木)18:30-20:30
会場
アーツ千代田3331内 B105室 
(東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
定員
10名(先着順)
参加費
500円(資料込み・コーヒー付)

第7回テーマ 「80年代以降 現在まで」(終了しました)



プレゼンター
ゲスト:倉林 靖 (美術評論家)
日時
2016年9月8日(木)18:30-20:30
会場
アーツ千代田3331内 B105室 
(東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
定員
10名(先着順)
参加費
500円(資料込み・コーヒー付)


お申し込み・お問い合わせ



メールに、氏名、住所、職業(所属)、申込み動機を記入のうえ、下記宛先までご送信ください。
email: info@art-society.com

〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda 311E
NPO法人 アート&ソサイエティ研究センター



ソーシャリー・エンゲイジド・アートのポータルサイトを開設


A&Sでは、ワーキンググループを設置してSEAの分野についてのポータルサイト構築を検討し、このたび新しいウェブサイト「SEA(エスイーエー)リサーチラボ」を開設しました。SEAに関する議論や評論の動向、世界のSEAプロジェクト、参考になるサイトや文献の紹介など、SEAの研究や実践に役立つ情報を提供していきます。またみなさんからの投稿や、SEAに関する情報提供も大歓迎です。是非サイトにアクセスしてみてください!

SEAリサーチラボロゴ

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SEAヒストリー研究会 日本におけるSEAを読み解く 第1回実施報告

テーマ
「マッピング(前半)戦後日本の美術運動・美術団体をたどる(1940〜50年代)」
プレゼンター
工藤安代(アート&ソサイエティ研究センター代表)
日時
2016年2月26日(金)18:30-20:30
会場
アーツ千代田3331 2階 会議室
(東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
内容
1946年から1950年代までの日本における美術運動/美術団体を時系列でたどり、戦後の日本美術が社会状況とどのように関係していたかを考察。今回は特に、アンデパンダン展について、その成り立ちや内容が議論の中心となり、いくつかの課題を次回に持ち越した。

キーワード
  • 日本アンデパンダン展
  • 前衛美術会
  • 職美協(全日本職場美術協議会)
  • 読売アンデパンダン展

  • 疑問点・問題提起
  • 日本アンデパンダン展と読売アンデパンダン展は内容にどのような違いがあったか。
  • 読売アンデパンダン展は、具体的にはどのようにフランスの「サロン・デ・アンデパンダン」を倣ったのか。
  • (読売)新聞社がアンデパンダン展を主催した背景とは何か。
  • 戦後、国内の作家はどのような手段で海外の動向から影響を受けたのか。
  • 前衛美術会が異議を唱えたという社会主義的リアリズムとは何か。同様に新しく目指したシュルレアリスムとは何か。
  • 国内のSEAの萌芽を探るためには、戦後の動向からスタートするのは不適切ではないか。
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    SEA研究会 2015年度前期
    『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門』を読むシリーズ

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    地域や社会に深く関わり、実際に社会の変革をめざすSEA(ソーシャリー・エンゲイジド・アート)とはなにか?アートと社会の諸問題に対して、理論と実例の両面から、多くのヒントを与えてくれる『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門(以下、パブロ本と呼びます)』をひもときながら、6回シリーズでSEAというアートのあり方を理論と事例を通じて学んでいきます。
    第1回は、オリエンテーション&レクチャー形式で開催。第二回目からは、参加者と共にゼミ形式で進めていく予定です!


    開催スケジュール

    第1回 5/8(金) 米国におけるSEAの歴史とパブロ本の背景
    第2回 6/26(金) パブロ本を読む①「イントロダクション」、「第1章 定義」
    第3回 7/16(木) パブロ本を読む②「第2章 コミュニティ」
    第4回 8/21(金) パブロ本を読む③「第3章 状況」、「第4章 会話」
    第5回 9/24(木) パブロ本を読む④「第5章 コラボレーション」、「第6章 敵対関係」
    第6回 10/29(木) パブロ本を読む⑤「第7章 パフォーマンス」、「第8章 ドキュメンテーション」、「第9章 超教育学という視点」、「第10章 熟練の解体と再構築」


    第1回 「米国におけるSEAの歴史とパブロ本の背景」 終了しました



    講師
    秋葉美知子(アート&ソサイエティ研究センター主席研究員)
    日時
    2015年5月8日(金)19:00-20:30
    会場
    アーツ千代田3331 地下1階 B105室
    (東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
    定員
    10名(先着順)
    参加費
    500円(資料込み・コーヒー付)

    ※フィルムアート社刊『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門-アートが社会と深く関わるための10のポイント-』(2,160円)をご持参ください。http://www.art-society.com/publication


    第2回 パブロ本を読む①「イントロダクション」、「第1章 定義」
    終了しました



    モデレーター
    工藤安代(アート&ソサイエティ研究センター代表)
    清水裕子(アート&ソサイエティ研究センター副代表)
    日時
    2015年6月26日(金)19:00-20:30
    会場
    アーツ千代田3331 2階 会議室
    (東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
    定員
    10名(先着順)
    参加費
    500円(資料込み・コーヒー付)

    ※フィルムアート社刊『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門-アートが社会と深く関わるための10のポイント-』(2,160円)をご持参ください。http://www.art-society.com/publication


    第3回 パブロ本を読む②「第2章 コミュニティ」終了しました



    モデレーター
    秋葉美知子(アート&ソサイエティ研究センター主席研究員)
    日時
    2015年7月16日(木)19:00-20:30
    会場
    アーツ千代田3331 地下1階 B105室(会議室より変更になりました)
    (東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
    定員
    10名(先着順)
    参加費
    500円(資料込み・コーヒー付)

    ※フィルムアート社刊『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門-アートが社会と深く関わるための10のポイント-』(2,160円)をご持参ください。http://www.art-society.com/publication


    第4回 パブロ本を読む③「第3章 状況」、「第4章 会話」終了しました



    モデレーター
    清水裕子(アート&ソサイエティ研究センター副代表)
    秋葉美知子(アート&ソサイエティ研究センター主席研究員)
    日時
    2015年8月21日(金)19:00-20:30
    会場
    アーツ千代田3331 2階 会議室
    (東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
    定員
    10名(先着順)
    参加費
    500円(資料込み・コーヒー付)

    ※フィルムアート社刊『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門-アートが社会と深く関わるための10のポイント-』(2,160円)をご持参ください。http://www.art-society.com/publication


    第5回 パブロ本を読む④「第4章 コラボレーション」、「第5章 敵対関係」
    終了しました



    モデレーター
    工藤安代(アート&ソサイエティ研究センター代表)
    清水裕子(アート&ソサイエティ研究センター副代表)
    日時
    2015年9月24日(木)19:00-20:30
    会場
    アーツ千代田3331 地下1階 B105室(会議室より変更になりました)
    (東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
    定員
    10名(先着順)
    参加費
    500円(資料込み・コーヒー付)

    ※フィルムアート社刊『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門-アートが社会と深く関わるための10のポイント-』(2,160円)をご持参ください。http://www.art-society.com/publication


    第6回 パブロ本を読む⑤「第7章 パフォーマンス」、「第8章 ドキュメンテーション」、「第9章 超教育学という視点」、「第10章 熟練の解体と再構築」終了しました



    モデレーター
    工藤安代(アート&ソサイエティ研究センター代表)
    清水裕子(アート&ソサイエティ研究センター副代表)
    秋葉美知子(アート&ソサイエティ研究センター主席研究員)
    日時
    2015年10月29日(木)19:00-20:30
    会場
    アーツ千代田3331 2階 会議室
    (東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
    定員
    10名(先着順)
    参加費
    500円(資料込み・コーヒー付)

    ※フィルムアート社刊『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門-アートが社会と深く関わるための10のポイント-』(2,160円)をご持参ください。http://www.art-society.com/publication

    お申し込み・お問い合わせ



    メールに、氏名、住所、職業(所属)、申込み動機を記入のうえ、下記宛先までご送信ください。
    email: info@art-society.com

    〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda 311E
    NPO法人 アート&ソサイエティ研究センター

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    SEA(Socially Engaged Art)アイディア・マラソン 結果発表

    sea-marathon02



    グランプリ: 該当者なし 

    準グランプリ:「雪だるまを歩かせる」松田朕佳 + 天野澄子


    準グランプリ:「変種編集室」変種編集室(久未可L蔵 + ピメリコ + ユミソン)



    「SEAアイディア・マラソン」は7時間にわたり、14人(組)の応募者が次々にSEAプロジェクトのアイディアを発表し、盛況のうちに終了しました(2015年3月15日(日)、アーツ千代田3331)。各15分のプレゼンに対して、講評者・オーディエンス・他のプレゼンターが質問・コメントをし、最後に、講評者とオーディエンスの投票によって優秀なアイディアを選定しました。

    14組のプレゼンターが次々とアイディアを発表。

    14組のプレゼンターが次々とアイディアを発表。



    プレゼンター質問2
    会場のオーディエンスやプレゼンターが活発に発言。プロジェクトの可能性が膨らむ。

    会場のオーディエンスやプレゼンターが活発に発言。プロジェクトの可能性が膨らむ。



    どれもユニークなアイディアのプレゼンテーションでしたが、初めての試みということもあって、SEAが求める、目的とゴールの具体性、アートならではの特性を生かしたアプローチが明確に提示されたプロジェクトは少なく、「グランプリ」は該当なしという投票結果となりました。
    準クランプリとして、現状に対する問題提起と、それに具体的なインパクトを与えたいという意欲と可能性が評価された2プロジェクト「雪だるまを歩かせる(松田朕佳+天野澄子)」と「変種編集室(久未可L蔵)」が選ばれました。
    会場では活発な質疑応答、議論が展開され、日本におけるSEAのあり方を考える第一歩として有意義なイベントとなりました。
    参加者の皆様、講評者の方々、有り難うございました!

    準グランプリ受賞者(左から天野さん、松田さん、ピメリコさん、久未可 L蔵さん)。

    準グランプリ受賞者(左から天野さん、松田さん、ピメリコさん、久未可 L蔵さん)。



    講評者10名による総評。

    講評者10名による総評。

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    SEA(Socially Engaged Art) アイディア・マラソン

    sea-marathon02

    “日本の社会派アートを提案する
    「SEAアイディア・マラソン」を開催!”


    プレゼンテーション日時 2015年3月15日(日)13:00-21:00

    昨年11月に開催した、展覧会「リビング・アズ・フォーム(ノマディック・バージョン)」のコンセプトをさらに深めるため、いま日本において、どのようなソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEAシー)が求められ、どのように実践していくべきかを考える「SEAアイディア・マラソン」を開催します。
    これは、地域の具体的課題や社会問題に取り組んだり、将来に向けての提言を行うアート・プロジェクトのアイディアを次々にプレゼンテーションして講評、議論するイベントです。日本のSEAの現在と未来について、プレゼンターとオーディエンスがともに構想するプラットフォーム形成に参加してみませんか?



    SEAシー アイディア・マラソン プレゼンテーション(一般に公開します)



    開催日
    2015年3月15日(日)13:00-21:00
    会場
    3331アーツ千代田 3階 306室(B105室より変更になりました) 
    (東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
    オーディエンス
    定員
    20名(先着順) 参加費無料

    発表時間
    各自持ち時間15分+質疑5分で20名(組)程度を予定。
    プレゼンテーションの講評
    プレゼンテーション、ディスカッションの終了後、講評者、オーディエンスが優秀なアイディアを選ぶ投票を行い、グランプリ1名(組)、準グランプリ2名(組)を決定します。
    参加予定の
    講評者
    秋葉美知子(A&S主席リサーチャー)
    岩井成昭(アーティスト、秋田公立美術大学教授)
    菊池宏子(クリエイティブ・エコロジー代表)
    工藤安代(A&S代表)
    倉林靖(美術評論家)
    今野綾花(フィルムアート社編集者)
    佐藤慎也(建築家、日本大学准教授)
    清水裕子(大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員)
    神野真吾(千葉大学准教授)
    藤元由記子(BIOCITY編集長)
    賞金
    グランプリ 1名(組) 5万円  準グランプリ 2名(組)) 2万円



    プレゼンターの特典



    • 各プレゼンテーションは2015年5月発行予定のSEAマラソン記録集へ掲載し、プレゼンターに贈呈します。
    • アート&ソサイエティ研究センターで運営するP+ARCHIVEのサイトに各プレゼンテーションをアーカイブするとともに、各種メディアに広報します。
    • 優秀なアイディアについては、プロジェクトの可能性を勘案したうえで、実現にむけた支援を行う予定です。
    • 優秀なアイディアは環境から地域創造を考える総合誌「BIOCITY」に紹介されます。
    • ニューヨークのアートNPO、Creative Timeのサイト内でリポートされる可能性があります。
      http://creativetime.org/

    その他注意事項



    • 著作権その他第三者の権利を侵害しているものは、審査の対象外となります。また、受賞発表後であっても、これらの条件に反していることが判明した場合、受賞を取り消します。
    • 提出された資料は原則として返却いたしません。必要な場合は予め控えを残した上でご応募ください。
    • 応募要項に記載された事項以外について取り決める必要が生じた場合、主催者の判断により決定します。応募者は、その内容に同意できなかった場合は応募を撤回できますが、応募にかかった一切の費用は返却いたしません。
    • 受賞者の氏名、経歴などは、印刷物、ウェブサイトなどで公表させていただきます。
    • 個人情報は、応募作品の受付や問い合わせ、審査の結果通知、その他コンペの業務で必要と思われる事項ために利用させていただきます。原則として、法令の規定に基づく場合を除き、ご本人の承諾なしに、それ以外の目的で個人情報を利用または第三者に提供することはいたしません。その他個人情報の取り扱いにつきましては、主催団体の「プライバシーポリシー」をご参照ください。


    SEAシーとは?

    SEA(「シー」)は、ソーシャリー・エンゲイジド・アートの略称です。アートといっても、アートワールドの閉じた領域から脱して、現実の世界に関わり、人びとの日常から既存の社会制度まで、何らかの“変革”をめざす分野横断的な創造活動を総称するものです。
    たとえば都市計画や福祉、教育、環境、人権、コミュニティ運動や政治への疑問など、日常生活で私たちが直面するさまざまな問題や課題を、美術や演劇、音楽、パフォーマンスといったクリエイティブな表現と結びつけ、これまで見えなかったものを可視化したり、気づかなかったことを明らかにすることによって社会に現実的な変化をもたらそうとする、チャレンジングな試みともいえます。

    世界のSEAプロジェクトの事例




    問い合わせ



    〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda 311E
    NPO法人 アート&ソサイエティ研究センター
    email: info@art-society.com



    応募フォーム

    プレゼンターの募集は3月6日に応募を締め切りました。
    たくさんのお申し込みありがとうございました。

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    世界のSEAプロジェクトの事例

    SEAとは具体的にどんなものかを知りたい方は、以下をご参照ください。「リビング・アズ・フォーム(ノマディック・バージョン)」で紹介した、世界のSEAプロジェクトの事例です。

    1. 「プロジェクト・ロウ・ハウス」 “Project Row Houses”
    2. 「ホームレスのための医療バン」 “Medical Care for Homeless People”
    3. 「ルーフ・イズ・オン・ファイア」 “The Roof is on Fire”
    4. 「チョーク」 “TIZA(Lima)”
    5. 「中絶船プロジェクト」
    6. 「不平合唱団」 “Complaints Choir”
    7. 「子どもたちによるヘアカット」 “Haircuts by Children”
    8. 「廃棄物プロジェクト」 “Residuous Urbanos Sólidos (RUS) (Solid Urban Waste)”
    All Photos Courtesy of ICI and CREATIVE TIME.

    SEAprojects01

    リック・ロウ Rick Lowe
    「プロジェクト・ロウ・ハウス」 “Project Row Houses”
    1993-  テキサス州ヒューストン(アメリカ合衆国)

    1993年、アーティストのリック・ロウは、低所得のアフリカ系アメリカ人が多く住むテキサス州ヒューストンの第3区で、打ち棄てられ、取り壊される予定だった22戸の住宅をアーティスト仲間の協力を得て買い取った。彼は何百人ものボランティアの協力を引き出して、建物の保存に乗り出した。通りの清掃から始め、ファサードの再生、古びた家の内装の修復・・・。このアクティビスト集団はだんだん大きくなり、全米芸術基金や民間財団から助成金を得て、暗く荒廃した細長い土地を、アーティスト・イン・レジデンス施設、ギャラリー、公園、商業ゾーン、庭園、若いシングル・マザーが自立するまでの一時的住居を含む、いきいきした一画に変えていった。《プロジェクト・ロウ・ハウス》と呼ばれるこの取り組みは、ソーシャリー・エンゲイジド・アートによる地域の持続的発展のモデルケースとして知られる。この活動により、ロウは2014年9月、“天才賞”と呼ばれるマッカーサー・フェローに選ばれ、625,000ドルの助成金を獲得している。

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    SEAprojects02

    ヴォッヘンクラウズール WochenKlausur
    「ホームレスのための医療バン」 “Medical Care for Homeless People”
    1993-  ウィーン(オーストリア)

    オーストリアの人々は、国民皆保険制度のもとで医療サービスを受けている。しかし、それは住民登録に基づく非常にお役所的なシステムのため、ホームレスは対象にならない。
    ウィーンを拠点とするコレクティブ、ヴォッヘンクラウズールは、いつも多くのホームレスが集まっている広場、カールスプラッツで、無料の移動クリニックを開設する計画を立てた。そのクリニックは、基本的な医療機材を備えたパンの前で診療するというものだった。バンは試作車としてデザインされ、1993年当初は、11ヵ月間のみ稼働させる予定だった。それがいまだに、ウィーン市内の公共広場を回って毎日移動しており、市からの支援を得て、月600人以上に医療サービスを提供している。

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    SEAprojects03

    スザンヌ・レイシー Suzanne Lacy
    「ルーフ・イズ・オン・ファイア」 “The Roof is on Fire”
    1994  カリフォルニア州オークランド(アメリカ合衆国)

    1994年のある午後、カリフォルニア州オークランドの高校生220人が、ビルの屋上駐車場に止めた100台のクルマのシートに座って、暴力、セックス、ジェンダー、家族、人種について語り合っていた。10代の若者たちが、台本など無しで率直に話す中、1,000人近い観衆(大勢のリポーターや撮影班も含まれていた)が、クルマからクルマへ歩き回り、車体にもたれかかったり、のぞき込んだりしながら、彼らの会話を聞いた。
    オークランドのティーンエイジャーは、以前から、暴動、暴行や警察との衝突にからんで、ネガティブに報道されることが多かった。しかし、このイベントは、アーティスト、スザンヌ・レイシーがTEAM(Teens、Educators、Artists、Media workers)と名付けたグループとともに、若者たちが厄介者ではなく市民として登場する、プラス志向のメディア・スペクタクルとして構想したものだった。
    このパフォーマンスの記録映像として制作された《ルーフ・イズ・オン・ファイア》は、多くの地方テレビ局とCNNで全米にオンエアされた。

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    SEAprojects04

    アローラ&カルサディーラ Jennifer Allora and Guillermo Calzadilla
    「チョーク」 “TIZA(Lima)”
    1998-2006  リマ(ペルー)他世界各地

    ジェニファー・アローラとギレルモ・カルサディーラは、長さ5フィート(1.5m)の巨大なチョークを12本を公共広場に置き、チョークのかけらを使って、地面に、落書きでも、自己表現でも、好きなやり方でメッセージを書くよう通行人に促した。こうして、チョークは、つかの間の創造を可能にする素材に変化する。
    リマでは、政府ビルのすぐ前にチョークを置いたので、通行人は駆り立てられ、広場は政治家を批判するメッセージであふれる大きな黒板に変わってしまった。ついに、盾を構えヘルメットをかぶった軍の警備当局者が、チョークを没収し、扇情的な政治的意見を地面から洗い流した。

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    SEAprojects05

    ウィメン・オン・ウェイブ Women on Waves
    「中絶船プロジェクト」
    2001-  オランダ発世界各地

    医師レベッカ・ゴンパーツ率いる「ウィメン・オン・ウェイブ」は、、女性の健康管理のための権利擁護団体で、その目的は、非合法で危険な妊娠中絶をなくし、女性の身体的、精神的自律の権利を守ることである。彼女らは、オランダ船籍の洋上クリニックを建造し、妊娠中絶が非合法とされている国に向かって航海。港から12マイル離れた公海でいかりを下ろし、オランダの法律に基づいて、乗船した女性に対して、経口妊娠中絶薬の処方や安全な中絶手術ができるようにした。
    メディアはこれを知ると騒ぎ出し、激しい抗議行動を引き起こす。船がポルトガルに近づいたときは軍隊が介入し、ポーランドでは、偽の血液や卵が投げつけられた。実際、洋上での中絶手術が行われたことは一度もなく、船内でなんらかの中絶処置を受けた女性は50人に過ぎないのだが、パフォーマンス的にメッセージを発信し、メディアを巻き込んで議論を巻き起こすことで、「ウィメン・オン・ウェイブ」は社会に対して強烈な問題提起をしている。

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    SEAprojects06

    テレルヴォ・カルレイネン&オリヴァー・コフタ=カルレイネン 
    Tellervo Kalleinen and Oliver Kochta-Kalleinen
    「不平合唱団」 “Complaints Choir”
    2005- 世界各地

    フィンランドに住むアーティスト、テレルヴォ・カルレイネン&オリヴァー・コフタ=カルレイネンは、不平不満を言う人々の言葉が文字通り“不平合唱”に変わるのを聞き、2005年に《不平合唱団》プロジェクトを開始。そのプロセスはシンプルだ。まず、人々を集める。次に、良い音楽家を見つける。人々の不平不満を集めて、歌詞にし、合唱のリハーサルをした後、公開の場で披露。それをレコーディングして「Complaints Choir」ウェブサイトに投稿する。英国のバーミンガムで最初のコーラスを行って以来、この仕組みは“オープンソース”として世界中に広まり、いまでは約140の不平合唱団が活動中である(2014年2月現在)。
    合唱される不平不満は、明らかに政治的なものから非常に個人的なものまでさまざまだ。しかし、カルレイネン&コフタ=カルレイネンは「私的、個人的なことはきわめて政治的でもある」という。

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    SEAprojects07

    ママリアン・ダイビング・リフレックス Mammalian Diving Reflex
    「子どもたちによるヘアカット」 “Haircuts by Children”
    2006-  トロント(カナダ)他

    ある日、トロントのパブリックスクールの5~6学年の生徒たちが、市内各所の美容院で、無料のヘアカット・サービスを行った。彼らは、プロのスタイリストの指導で、マネキンの長い髪を使い、前髪の切り方、カーラリングの仕方、襟足の剃り方、ロングレイヤーのカット方法、ブロウドライヤーの使い方を1週間にわたって研修した後、このイベントに臨んだ。ヘアカット・サービスをする間、大人たちが見守っているものの、子どもたちは二人一組あるいはグループで、ヘアカラーを選んだり、髪の長さを決める“美的決定”を自ら行った。そしてお客は新米美容師を信頼した。
    このプロジェクトは、トロントを拠点とするアート&リサーチ集団、ママリアン・ダイビング・リフレックスが企画制作し、子どもたちに、創造的な決定のできる個人としての、責任と自信を持たせると同時に、大人たちの子どもに対する見方を変えることを目的としている。

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    SEAprojects08

    バスラマ Basurama
    「廃棄物プロジェクト」 “Residuous Urbanos Sólidos (RUS) (Solid Urban Waste)”
    2008-  世界各地

    バスラマは、廃棄物とその再利用を考えるアーティスト、建築家、デザイナーのグループである。彼らは、コミュニティと協働で、どんなゴミをどのように取り扱い、そこからどのように世界の見方を明らかにできるかを探求している。グループの活動の中心は、実際に廃棄物を集め、それを素材に使って、パブリック・スペースを再生することだ。
    彼らは2008年から、世界中の多くの都市で、この活動を《廃棄物プロジェクト》シリーズとして行っている。たとえば、リマでは、廃線となった鉄道を再生するために、地元のアーティストやコミュニティの人々を誘い、線路に沿って遊園地を作った。マイアミでは、学校の生徒の協力を得て、古い自動車部品から楽器を作った。ヨルダンのジャラシュの難民キャンプでは、パレスチナ難民とともに、子どもたちの遊び場や休養のための日陰エリアを作り、ブエノスアイレスでは、廃棄された段ボールを使って、仮設のスケート場を作った。

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    [プレゼンター公募!]SEA(Socially Engaged Art) アイディア・マラソン

    sea-marathon02

    “日本の社会派アートを提案するプレゼンターを募集!”

    応募期間 2014年12月22日(月)〜 2015年3月6日(金)
    プレゼンテーション日時 2015年3月15日(日)13:00-21:00


    昨年11月に開催した、展覧会「リビング・アズ・フォーム(ノマディック・バージョン)」のコンセプトをさらに深めるため、いま日本において、どのようなソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEAシー)が求められ、どのように実践していくべきかを考える「SEAアイディア・マラソン」を開催します。
    これは、地域の具体的課題や社会問題に取り組んだり、将来に向けての提言を行うアート・プロジェクトのアイディアを次々にプレゼンテーションして講評、議論するイベントです。日本のSEAの現在と未来について、プレゼンターとオーディエンスがともに構想するプラットフォーム形成に参加してみませんか?



    応募概要



    応募内容
    地域の具体的課題や社会問題に取り組んだり、これから取り組むアート・プロジェクトのアイディアを募集します。(実現の可能性は問いません)それを次々にプレゼンテーションしてSEAの今後の可能性について意見交換します。(日本国内で実施することを想定したアイディアとします)海外で既に行われているSEAプロジェクトの事例は下記をご覧ください。
    世界のSEAプロジェクトの事例
    応募資格
    SEAに関心のある方ならだれでも応募できます(ただし、上記の日時・場所で、日本語でプレゼンテーションを行うことができる方に限ります)。個人でもグループでも可。
    応募期間
    2014年12月22日(月)〜2015年3月6日(金)
    エントリー料
    無料(ただし、プレゼンテーション料は3,000円)
    審査
    応募フォームとプレゼン資料の審査を行い、プレゼンターを決定(20名/組程度)

    SEAシー アイディア・マラソン プレゼンテーション(一般に公開します)



    開催日
    2015年3月15日(日)13:00-21:00
    会場
    3331アーツ千代田 3階 306室(B105室より変更になりました) 
    (東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda)
    発表時間
    各自持ち時間15分+質疑5分で20名(組)程度を予定。
    プレゼンテーションの講評
    プレゼンテーション、ディスカッションの終了後、講評者、オーディエンスが優秀なアイディアを選ぶ投票を行い、グランプリ1名(組)、準グランプリ2名(組)を決定します。
    参加予定の
    講評者
    秋葉美知子(A&S主席リサーチャー)
    岩井成昭(アーティスト、秋田公立美術大学教授)
    菊池宏子(クリエイティブ・エコロジー代表)
    工藤安代(A&S代表)
    倉林靖(美術評論家)
    今野綾花(フィルムアート社編集者)
    佐藤慎也(建築家、日本大学准教授)
    清水裕子(大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員)
    神野真吾(千葉大学准教授)
    藤元由記子(BIOCITY編集長)
    賞金
    グランプリ 1名(組) 5万円  準グランプリ 2名(組)) 2万円

    応募方法



    1. 応募フォームに記入して送信してください。
    2. プレゼンテーションに用いる資料をデータでお送りいただきます。(パワーポイント、映像、画像等)
      プロジェクトのタイトルと応募者名を最初に必ず入れてください。
      件名は「SEAマラソン応募資料」とし、e-mailで送信してください。
      送付先アドレス:info@art-society.com
    3. データ応募資料の他に、DVD、CD、ドキュメントなど付帯資料がある場合は、下記宛先へ郵
      送してください(その場合応募フォームのコピーを添付のこと)
      〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda 311E
      「NPO法人 アート&ソサイエティ研究センター SEAマラソン係」宛

    ※2015年3月6日(金)に応募は締め切りました。


    プレゼンターの特典



    • 各プレゼンテーションは2015年5月発行予定のSEAマラソン記録集へ掲載し、プレゼンターに贈呈します。
    • アート&ソサイエティ研究センターで運営するP+ARCHIVEのサイトに各プレゼンテーションをアーカイブするとともに、各種メディアに広報します。
    • 優秀なアイディアについては、プロジェクトの可能性を勘案したうえで、実現にむけた支援を行う予定です。
    • 優秀なアイディアは環境から地域創造を考える総合誌「BIOCITY」に紹介されます。
    • ニューヨークのアートNPO、Creative Timeのサイト内でリポートされる可能性があります。
      http://creativetime.org/

    その他注意事項



    • 著作権その他第三者の権利を侵害しているものは、審査の対象外となります。また、受賞発表後であっても、これらの条件に反していることが判明した場合、受賞を取り消します。
    • 提出された資料は原則として返却いたしません。必要な場合は予め控えを残した上でご応募ください。
    • 応募要項に記載された事項以外について取り決める必要が生じた場合、主催者の判断により決定します。応募者は、その内容に同意できなかった場合は応募を撤回できますが、応募にかかった一切の費用は返却いたしません。
    • 受賞者の氏名、経歴などは、印刷物、ウェブサイトなどで公表させていただきます。
    • 個人情報は、応募作品の受付や問い合わせ、審査の結果通知、その他コンペの業務で必要と思われる事項ために利用させていただきます。原則として、法令の規定に基づく場合を除き、ご本人の承諾なしに、それ以外の目的で個人情報を利用または第三者に提供することはいたしません。その他個人情報の取り扱いにつきましては、主催団体の「プライバシーポリシー」をご参照ください。


    SEAシーとは?

    SEA(「シー」)は、ソーシャリー・エンゲイジド・アートの略称です。アートといっても、アートワールドの閉じた領域から脱して、現実の世界に関わり、人びとの日常から既存の社会制度まで、何らかの“変革”をめざす分野横断的な創造活動を総称するものです。
    たとえば都市計画や福祉、教育、環境、人権、コミュニティ運動や政治への疑問など、日常生活で私たちが直面するさまざまな問題や課題を、美術や演劇、音楽、パフォーマンスといったクリエイティブな表現と結びつけ、これまで見えなかったものを可視化したり、気づかなかったことを明らかにすることによって社会に現実的な変化をもたらそうとする、チャレンジングな試みともいえます。

    世界のSEAプロジェクトの事例




    問い合わせ



    〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda 311E
    NPO法人 アート&ソサイエティ研究センター
    email: info@art-society.com



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    たくさんのお申し込みありがとうございました。

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