【SEAラウンドトーク】瀬尾夏美
「Vol.3土地の出来事を受け渡す(陸前高田から)」

SEAラウンドトーク

ソーシャリー・エンゲイジド・アート ラウンドトーク
アーティストは今、ソーシャリー・エンゲイジド・アートをいかに捉えているのか?
一線で活躍するアーティストによるトーク&ディスカッション・シリーズ

Vol.3
–土地の出来事を受け渡す(陸前高田から)–

大津波のあとの陸前高田に暮らしながら、そこにある風景や人々のことばを記述してきました。出会った人に聞かせてもらったお話を書き起こし、ご本人と話し合いながら声にしていただいて、そこから映像作品をつくりました。陸前高田でつくった展覧会を日本各地に巡回し、旅先で対話を重ねました。陸前高田で書いた物語をダンサーや俳優と読み込み、協働を通して作品を展開してきました。大津波のあと、その場所もその他の場所も日々めまぐるしく変化しています。そのような状況のなかで、進行形で記述を行いながら、同時代をともに生きる人たちに出来事を開いていくような試みを行っています。今回は、主に陸前高田から始まったさまざまな動きと、平行に進み始めている戦争体験の記述についてお話ししたいと思います。

開催概要

日 時 2017年11月17日[金]18:30–20:30
会 場 TKP上野御徒町ビジネスセンター ミーティングルーム9C (https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/bc-ueno-okachimachi/access/
定 員 15名(先着順) 
参加費 500円(コーヒー/資料代込)

ゲストプロフィール

瀬尾 夏美|Seo Natsumi[画家、作家]
1988年東京都生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。土地の人びとのことばと風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。2012年より、映像作家の小森はるかとともに岩手県陸前高田市に拠点を移す。以後、地元写真館に勤務しながら、まちを歩き、地域の中でワークショップや対話の場を運営。2015年仙台市で、土地との協同を通した記録活動を行う一般社団法人NOOK(のおく)を立ち上げる。主な展覧会に「クリテリオム91」(水戸芸術館、茨城、2015年)、「横浜トリエンナーレ2017」(横浜美術館・赤レンガ倉庫、神奈川、2017年)など。現在は小森とのユニットで、巡回展「波のした、土のうえ」「遠い火|山の終戦」を全国各地で開催している。http://komori-seo.main.jp/

お申込み

下記のGoogleフォームよりお申込ください。
https://goo.gl/forms/e19Sve2LBDVdatqi2

フライヤー(PDF)のダウンロード

主催:NPO法人アート&ソサイエティ研究センター

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