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P+ARCHIVE

2025.08.08

『長久手市文化の家25周年記念誌』—地域にひらかれた劇場の実践を伝える


このたび、開館25周年を迎えた「長久手市文化の家」の記念誌をお贈りいただきました。

長久手市文化の家は1998年の開館以来、ホールでの音楽や演劇の公演にとどまらず、地域にひらかれたユニークな活動を数多く展開してきました。記念誌には、25年間の歴史が写真記録と共に丁寧にまとめられており、地域とのつながりを築きながら多様な文化活動を続けてきたことが伝わります。

インタビューや座談会など、劇場に関わってきた多くの人びとの声が収められており、どのページも読み応えがあります。文化の家が積み重ねてきた25年の歩みからは、地域に根ざした劇場の可能性についてあらためて考えさせられるボリュームのある内容です。


印象的なのは、少し変わった『常に新しい「それ、おもしろいね」を求めて』というタイトルです。読み進めるうちに、そのタイトルが文化の家らしい姿勢をよく表していることが自然と伝わり、誌面づくりへのこだわりと工夫が感じられます。

今回、アーカイブに関わるセクションにて、私たちが協力してきた文化の家のアーカイブ活動を紹介したコラムを寄稿しています。こちらもぜひあわせてご覧いただければ幸いです。

記念誌は文化の家ウェブサイトからお求めいただけます。
ぜひ多くの方に手に取っていただきたい一冊です。

詳細は、以下のページをご覧ください。
文化の家ウェブサイト「長久手市文化の家25周年記念誌が発行されました!」


[P+ARCHIVEディテクター井出]