『ソーシャリー・エンゲイジド・アート展:社会を動かすアートの新潮流』記録写真集はアート&ソサイエティ研究センター主催により2017年2月に開催したソーシャリー・エンゲイジド・アート(Socially Engaged Art、以下SEA)展を記録したフォト・ドキュメンテーションです。展覧会開催に伴い実施したイベントやアーティスト、専門家によるトーク・セッションも収録しました。
本展覧会ではとくに3.11以降顕著となった、社会への関わりを強く意識した日本人アーティストの活動に注目し、アイ・ウェイウェイ、ペドロ・レイエス、パーク・フィクションなど海外の代表的な作家やプロジェクトを紹介しました。
また展覧会の期間中、アーティストが相互に交流、議論、発信する機会となるトーク・セッションや関連イベントも実施。
資料コーナーでは、本展に向けてはじめたSEAヒストリー研究会が、約1年にわたる調査研究の成果として作成した年表を掲示。展覧会の鑑賞者が内容を追加する仕組みを盛り込む「参加型年表」を実験的に試みました。
来場者数は展覧会の会期終了にむけて、右肩上がりに増加し、SEAに対する広い分野からの関心を集め、人々の意識や発想の変化をもたらそうとするアートの新たな形を紹介する重要な契機となりました。
PDFダウンロードはこちらから(18.1MB)