気候アクションSUMIDA 特設サイト

プロジェクトの詳しい内容は、 上記の特設サイトよりご確認ください。

10月7・8・9日「気候変動を、見て・聴いて・考える 3日間」のイベントは、すべて終了いたしました。多数のみなさまのご参加、ありがとうございます。

イベント会場で配布した資料や放映した動画、詩の朗読の録音は、こちらからダウンロード/視聴していただけます。


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くるくるお絵描きワークショップ|開催記録


廃品となっていたアナログのレコード盤がアートに再利用されて色の輪が記録された

2022年秋「第18回お茶の水アートピクニック」にて開催した「くるくるお絵描きワークショップ」

アーティスト:小林大悟(こばやしだいご)
開催日  :2022年10月8日(土)・9日(日)
実施場所 :茗渓通り(JRお茶の水駅 聖橋口改札前)
参加人数 :105人前後

参加者はレコードを知らない子供から、レコードに絵の具を塗ることに抵抗感のある大人まで。
最初にアーティストから、実際にレコードをかけたりしながら、レコード盤には本当は音楽が記録されていることの説明や、また廃品となったレコードについてのお話など、各参加者との丁寧なコミュニケーションから始まりました。

絵の具は、お茶の水の街をイメージしてアーティストが予め調整した10色ほど。参加者は思い思いの色を選び、実際のプレーヤーの上で回転するレコード盤に、レコード針の代わりに絵の具をつけた筆を置くと…。みるみると色の輪が広がる感覚に、子供も大人も引き込まれていました。

100枚ほど用意されていたレコード盤は、2日目途中で無くなり、ワークショップは大盛況で終了。
幅広い年代の多くの方々に、アートを体験してもらうことができました。



じっくり色を重ねてみる?それともあまり混ぜない方が?黒い地を残す?残さない?それぞれのグラデーションは一瞬の判断で変化するスリルもありつつ、楽しみながら制作。なかには筆をバトンタッチして共同制作された一枚も。
乾燥後にマジックペンやアーティストのオリジナルシールなどでデコレーションをして完成。

完成品は「レコード盤の真ん中の穴を利用して壁飾りにできます」というアーティストの提案や、置き物、メッセージカードの背景にするという声もありました。

以下に完成作品の一部をご紹介。

今回ご参加者だけではなく、足を止めて周りでご覧になっていた方々にも、廃品となっていたレコード盤から、新たな音色が聴こえてきたのではないかと思います。

アーティストの小林さんには、4年ぶりに本格開催の「お茶の水アートピクニック」を訪れる多くの人が、気軽に立ち寄って、実際に体験してもらえるワークショップをお願いして考えていただきました。改めて素敵なワークショップをありがとうございました。

※このワークショップについて、小林さんのウェブサイトページ ↓
https://www.kobayashidaigo.website/recordboardworkshop/

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くるくるお絵描きワークショップ

今年は「お茶の水アートピクニック」が4年ぶりに開催されます!
A&Sでは講師にアーティスト小林大悟(こばやしだいご)さんをお迎えして参加します。
もう使われなくなったアナログのレコードディスクにお絵描きをするワークショップの企画です。
楽器店が立ち並ぶお茶の水の街は音楽ともゆかりの深い街。そんなお茶の水の街から聞こえてくる音色はどんな色?をテーマに、くるくる回るレコードディスクに、レコード針の代わりに筆を置いて、それぞれのイメージを音ではなく、色で記録(レコード)してみませんか。ぜひお気軽にご参加ください!

概 要

くるくるお絵描きワークショップ
一人一枚、プレイヤーの上で回転するレコードディスクに絵の具で色を塗ります。
ペンやシールでデコレーション、最後にオリジナルラベルを貼り付けして完成。
アーティスト特製シールももらえます。
作品はお持ち帰りできます。(※ワークショップの記録として作品の撮影をさせていただく場合があります。)

日  時:2022年10月8日(土)午前11:00〜13:00 / 午後14:00~16:00
9日(日)午前10:00〜12:00 / 午後13:00~16:00
※受付は各日終了15分前まで。レコードが無くなった場合はその時点で終了。
※小雨開催
場  所:茗渓通り(JR御茶の水駅聖橋口臨時改札前周辺予定) 屋外テント下
– JR御茶ノ水駅(聖橋口) / 東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅(B1出口)徒歩1分
定  員:当日受付順。直接会場にお越し下さい。
対  象:子供から大人まで
参 加 費:無 料
制作時間:30分前後

主  催:お茶の水茗渓通り会
協  力:株式会社昌平不動産総合研究所 / レモン画翠
企画運営:第18回お茶の水アートピクニック実行委員会 / NPO法人アート&ソサイエティ研究センター

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第18回お茶の水アートピクニック
http://ochanomizuartpicnic.jp

アーティスト プロフィール

小林大悟(Daigo KOBAYASHI)
1990 東京生まれ
2014 多摩美術大学日本画専攻卒業
2017 東京都美術館×東京藝術大学「とびらアートプロジェクト」
     第3期修了
美術作家。絵画、絵本を中心に緩やかな領域横断を伴った活動を
行っている。作家としての経験とアートコミュニケーターとして
の経験を交え、ワークショップの企画・実践も行う。近年は作品
をつくる・観る・飾るの三軸を重視したワークショップを企画す
るグループ「Be Cre-Ape(ビークリエイプ)」としても活動して
いる。
https://www.kobayashidaigo.website
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夏休みイベント| 空想植物採取 ーつるみのお花の標本つくりー

植物や花をモチーフに独自の手法で押し花のような作品を手がける今村文さんを講師にお迎えし、横浜市鶴見区で夏休みイベントを開催いたします。
アート&ソサイエティ研究センターでは、地域の持続可能性や生物多様性をテーマに、みどり×アート×人びとをつなげるアート・プロジェクトを鶴見みどりのR1(一般社団法人鶴見みどりのルート1をつくる会)とABINC(一般社団法人いきもの共生事業推進協議会)と共に検討してまいりました。
今回のイベントでは今村文さんと国道1号線周辺の緑をテーマに作品を制作します。
身近な植物や葉っぱからどんな花が咲くのでしょうか。葉っぱから想像をめぐらし、自分だけのオリジナルな花を咲かせ、標本のような作品つくりを体験してみませんか?

フライヤー(PDF)のダウンロード

概要

場 所:高田そろばんスクール 〒230-0014 神奈川県横浜市鶴見区諏訪坂5-9
日 程:2022年8月21日(日)
時 間:10:00〜15:00(※出入り自由。各ワークショップの開始時間は以下になります) 
①10:00~ ②11:00~ ③13:00~ ④14:00~
講 師:今村文
定 員:各回10組程度(未就学児は保護者と一緒にご参加ください)
参加費:無料
主催・運営:一般社団法人鶴見みどりのルート1をつくる会
企画・協力:一般社団法人いきもの共生事業推進協議会
特定非営利活動法人アート&ソサイエティ研究センター

お申込み/お問い合せ先

鶴見みどりのルート1をつくる会(左記の申し込みフォームよりお申込みください。)
tel: 045-642-5525
email:info@tsurumimidori-r1.jp
※新型コロナの感染状況によりやむを得ず延期となる場合がございます

アーティスト プロフィール

今村 文(Fumi IMAMURA)

1982年愛知県生まれ。2008年金沢 美術工芸大学大学院美術工芸研究科絵画専攻油画コース修了。愛知県在住。主な活動としては、2015年に芸術植物園(愛知県立美術館)参加。2016年にあいちトリエンナーレ2016参加。
https://imamurafumi.weebly.com/

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国際デザイン・コンペ
「Reimagining Museums for Climate Action」の入選作になりました

RMCA(Reimagining Museums for Climate Action)国際コンペティション展示
『Water Seeds – a new platform for climate action on a river 』
ウォーター・シーズ(水の種)-クライメート・アクションのための水上プラットフォーム

開催期間| 9月24日(金)〜10月29日(金)
開催日時| 毎週木・金曜日 13-18時
開催場所|アーツ千代田3331 3階 309
展示内容| Water Seedsによる国際コンペプロポーザル内容の概要、ビジュアル;国際コンペ最終選考8プロポーザルのイメージ紹介(モニター)
※期間中、オンラインにてトークセッションを開催予定

 


アート&ソサイエティ研究センター(以下A&S)が最近の活動テーマとして取り組んでいる一つが、自然・環境・気候に関する社会的課題です。そのなかでも「気候変動」の問題は、今や世界中で気候危機回避につながる行動(クライメート・アクション)が求められています。

「COP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)」が2021年10月31日~11月12日に英国グラスゴーで開催されます。これに合わせ、国際デザイン・コンペ「Reimagining Museums for Climate Action(気候変動に対する行動のためのミュージアムを再構想する)」が、「The Arts and Humanities Research Council (AHRC)  Heritage Priority Area team」の主催により2020年の夏~秋に行われました。「ミュージアム(美術館や博物館)」がクライメート・アクションを支援・促進するための機関として、どのようなことが可能かを再考することを目的としています。

A&Sでは、建築家と景観デザインの専門家に呼びかけ、デザインコレクティブ「The Water Seeds-Sumida River Design Collective」を結成し、都市を流れる川をミュージアムに活用するプランを練り、このコンペティションに参加しました。

「Reimagining Museums for Climate Action」には最終的には世界48ヵ国から264件の応募があり、A&Sのプロポーザルは最終選考の8件に入ることは逃したものの、70件のショートリストに残り、プロポーザル案が、プロジェクト・ウェブサイト「Museum for Climate Action」に掲載されています。

Sumida River Design Collective 提案概要

タイトル
The Water Seeds-River as Action Museum (水の種―アクション・ミュージアムとしての河川)

コンセプト
河川は、上流の山間部から下流の河口部まで連続的な空間を形成している。河口にあたる都市においては、歴史的にその地域の経済、生活、文化を支えてきた。
東京の東部を流れる隅田川は、江戸時代(17~18世紀)、物流の要やレクリエーションの場として、人びとが親しむ身近な自然環境であった。しかし、時代と共に、その関係性は変化し、強固な堤防が築かれると、川と人との親和性は失われてしまった。
一方で、川は都市の中で未活用の公共空間であり、地域の文化を育んできた母であり、気候変動のバロメーターでもある。私たちは、そんな都市河川をミュージアムと見立て、水上に係留したコンテナサイズの浮体式構造物群を展示・イベント・対話のステージとして、市民参加によって民主的に運用する。これにより、川とまちの歴史と未来について市民の理解と想像力を刺激し、積極的なクライメート・アクションを誘発する場の創出をめざす。

提案のポイント
豪雨などによる危険を内包する川から「水」と都市生活について学ぶ機会を提供し、脱炭素社会の緊急性を認識する場とする。
「集積・集合」を推進してきた都市は、コロナによって「分散」に舵を切る必要に迫られている。河川の活用は、都市機能密度をコントロールに寄与する。
浮体式の小さなサイズの構造物は、再生エネルギーを利用し、複数を組み合わせて展開可能な、新しいインフラとなる。
世界の多くの都市には地域を象徴する川があり、このシステムをモデルとして地域に応じた展開と、未来のグローバルなネットワークをめざす。
専門家によるアドバイザリー委員会と市民メンバーシップによる協議会を設け、民主的な開かれた運営を行う。

浮体式構造物(コンテナ)の活動コンテンツ
コンテナは、ミュージアムである川とつながる入り口、窓であり、人びとが川を同じ時空間(過去と未来を含む)で体験し、さまざまな活動を行うプラットフォームとなる。具体的には、川の歴史と科学を知る研究室、気候変動をテーマとするアートの展示、ワークショップとディスカッション・スペース、ライブラリー、カフェなどの機能をもつ。また付属のボートでの水位・水温、気象観測、プラスティック廃棄物の調査と除去、堤防にメッセージをプロジェクションするなど多様な取り組みの場となる。

Sumida River Design Collectiveメンバー
・ 渡辺猛(建築家/(株)佐藤総合計画)
・ 小寺亮(建築家/(株)佐藤総合計画)
・ 武田史朗(千葉大学大学院園芸学研究院教授)
・ 清水裕子(NPOアート&ソサイエティ研究センター)
・ 秋葉美知子(NPOアート&ソサイエティ研究センター)
・ 工藤安代(NPOアート&ソサイエティ研究センター)
・ 徳山貴哉(NPOアート&ソサイエティ研究センターインターン/(株)ソニー)

コンペ提案概要

タイトル| Reimagining Museums for Climate Action
主催| The Arts and Humanities Research Council (AHRC) Heritage Priority Area team
目的| このコンテストは、ミュージアムの設計、組織、そこでの体験に対する新しいアプローチを考えることにより、多様な文脈とさまざまな規模でクライメート・アクションを増幅、加速させ、ミュージアムと社会が共に前進して、ネットゼロ、あるいはゼロカーボンの未来を可能にすることを目指している。

ミュージアムにはさまざまな形態や規模があるが、特定の場所やタイプに焦点を合わせるのではなく、ミュージアムについての考え方の根幹を揺るがし、意味のあるクライメート・アクションを支援・促進するような提案を募集する。ミュージアムの場所設定は自由で、特定の場所に縛られないアプローチも可能。伝統的な(トラディショナル)ミュージアムとは根本的に異なる設計やコンセプトの提案、あるいは既存のミュージアムの新しい運営方法を模索する提案を歓迎する。

優先テーマ
1. 気候正義 Climate Justice
2. 緑の未来 Green Futures

 

審査員
Miranda K. Massie(クライメート・ミュージアム館長)
Asher Minns(イースト・アングリア大学ティンダル気候変動研究センター、エグゼクティブ・ディレクター)
Dr. Jenny Newell(シドニー、オーストラリア博物館、気候変動プロジェクトマネージャー)
Lucia Pietroiusti(サーペンタインギャラリー、ゼネラルエコロジー・キュレーター)
Peg Rawes(UCLバートレット建築学校、建築・哲学教授)
Kavita Singh(ニューデリー、ジャワハルラール・ネルー大学芸術美学部美術史教授)
Janene Yazzie(国際インディアン条約評議会)
Kristine Zaidi(AHRC文学・言語・地域研究部門戦略リーダー)

最終選考8提案の展示
Reimagining Museums for Climate Action
開催期間| 2021年6月25日~11月
会場| グラスゴー・サイエンス・センター

https://www.glasgowsciencecentre.org/discover/our-experiences/reimagining-museums-for-climate-action#



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クライメート・スピークス
気候危機を考える若者の詩作とパフォーマンス

開催中止のお知らせ
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
本イベントの実施にむけて準備を進めてまいりましたが、コロナ禍のなかで、対面でのワークショップ、トレーニング参加への躊躇も多く、加えて緊急事態宣言が発出され、予定のような複数回にわたる対面での開催が困難となりました。参加者および関係者の皆さまの健康・安全面を第一に考慮した結果、断腸の思いですが、《クライメート・スピークス》の開催を中止する判断をいたしました。お申し込みいただきました皆さま、ご参加をご検討いただいていた皆さま、ご協力をいただきました皆さまに深くお詫びを申し上げます。何卒、ご理解とご了承賜りますようお願いいたします。

10代の若者のみなさん! あなたの創造力、想像性を生かした「詩」をつくり、気候危機に向き合う、あなたのビジョンや想いを発信しませんか?

地球温暖化が急速に進み、気候危機が差し迫った問題となっている今、未来の社会を担う若者たちは、大人たちに任せていては温暖化を阻止できないと、政府の脱炭素化の実現や人々の行動変容を求めて、世界各地で声を上げています。 スウェーデンの高校生活動家、グレタ・トゥーンベリさんの「Fridays For Future (FFF:未来のための金曜日) 」活動に応えて、日本でも若者による「気候マーチ」のアクションやワークショップ、集会、提案などの活動がはじまっています。
《クライメート・スピークス》は、詩作とパフォーマンスによって、気候危機をクリエイティブに訴えるアートプログラムです。これは、ニューヨークの非営利団体 Climate Museum が2018年に立ち上げた同名のプロジェクトをモデルとしています。10代の若者たちが、気候変動とそれが社会に与える影響を学び、地球の今と未来へのメッセージを自らの言葉で綴り、思いを込めて朗読する! 私たち、特定非営利活動法人アート&ソサイエティ研究センターは、その姿にインスパイアされ、東京での開催を企画しました。

Climate Museumは気候危機問題に対する人々の理解を深め、つながりを築き、正しい解決へのアクションを促すプログラムを、アートと科学を用いて提供するニューヨークのNPO。ミュージアムと称しているが専用の展示施設は持たず、さまざまな場で展覧会、トーク、ツアー、科学教育などを企画・実施しています。

実施内容とスケジュール

《クライメート・スピークス》プログラムは3ステージで構成されています。
※ 会場での実施については、新型コロナ感染状況によってオンラインに変更する場合があります。

ステージ1|気候危機をテーマに詩をつくる
参加者は、気候・環境に関する専門 家によるレクチャー、詩人による詩作レクチャーをオンライン会議システムで受講。その後、各自気候危機をテーマとする詩を書きます。 別日に参加者は自分の詩を持ち寄り、詩人と共に相互のディスカッションをへて、原稿をさらにブラッシュアップしていきます。

環境・気候に関するレクチャー
講師:野村涉平(国立環境研究所 高度技術専門員)
5月16日(日)10:30-12:00 オンライン

詩作に関するレクチャー
講師:藤原安紀子(詩人)
5月16日(日)13:30-15:00 オンライン

詩作に関するワークショップ
講師:藤原安紀子(詩人)
A日程:6月13日(日)10:30-12:00 会場:ECOM駿河台(予定)
B日程:6月27日(日)13:30-15:00 会場:アーツ千代田3331 B105室
※ A日程、B日程のどちらかを選択してください

ステージ2|詩の朗読を習う ※希望者のみ
ステージ1の参加者のうち公開パフォーマンスに出演を希望する人は、プロのパフォーマーによるポエトリー・リーディング(詩の朗読)の指導を受けます。

ポエトリー・リーディング コーチング 
講師:山谷典子(劇作家 俳優)
日程:8月1日(日)13:30-15:00 会場:都内の小ホール

ポエトリー・リーディング公開に向けたリハーサル 
日程:8月8日(日)13:30-15:00 会場:ワテラスコモンホール

ステージ3|舞台で詩を朗読する ※希望者のみ
10名程度の最終選考に残った人が、都内の小劇場で自作の詩を読むパフォーマンスを披露します。パフォーマンス終了後には、コメンテーターを交えたアフタートークをおこないます。

公開パフォーマンス 
コメンテーター:石黒広昭(教育心理学者)/ 上野行一(美術による学び研究会 代表)/ 浦嶋裕子(MS&ADインシュアランスグループホールディングス総合企画部 サステナビリティ推進室 課長) / 藤原安紀子(詩人) / 山谷典子(劇作家 俳優)
日程:9月19日(日)14:00-16:00 会場:ワテラスコモンホール

募集要件

・ 東京都内・近郊在住の10代若者40名
・ 上記スケジュール「ステージ1」のレクチャーとワークショップの両方に参加できる人 
※ ステージ2, 3は希望者, ステージ1日程 : 5月16日(日)オンライン・レクチャー , 6月13日 (日) または6月27日(日)のいずれか都内指定会場でワークショップ実施

参加申込方法

・ 参加無料、事前申込制(先着順)
特設ウェブサイト内の申込フォームよりお申し込み下さい

講師プロフィール

野村渉平 Shohei Nomura
1984年にニューヨークで生誕。幼少期から青年期にかけて、両親に連れられ様々な自然公園で過ごし、自然と人間との関りに興味を持つ。2012年に国立環境研究所に入所。現在、気候変動の主因である温室効果ガスの動態を明らかにするために、温室効果ガス観測の空白域であるアジア域とオセアニア域での観測点の展開、観測維持および観測データの解析を担当している。

藤原安紀子 Akiko Fujiwara
1974年京都府生まれ。2002年、第40回 現代詩手帖賞受賞。詩集に『音づれる聲』(2005年・歴程新鋭賞)、『フォトン』(2007年)、『アナザミミクリan other mimicry』(2013年・現代詩花椿賞)、『どうぶつの修復』(2019年・詩歌文学館賞)。詩誌『カナリス』編集同人。2016年より学園坂スタジオにて詩のワークショップ講師を務める。

山谷典子 Noriko Yamaya
劇作家、俳優。文学座附属演劇研究所を経て、文学座座員となる。2011年、演劇集団Ring-Bong(リンボン)を立ち上げ、劇作家として活動を開始。劇団俳優座、椿組、Pカンパニーなど外部からの依頼も多い。NHKラジオドラマも執筆。桜美林大学非常勤講師。都立総合芸術高校市民講師。日本劇作家協会協会員。

フライヤー(PDF)のダウンロード

主催|特定非営利活動法人アート&ソサイエティ研究センター
助成|公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
協力|環境総合誌BIOCITY、美術による学び研究会
協力|立教大学文学部石黒研究室

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エンドレスジャーニー展 〜終わらせたい、強いられた旅路〜

 

世界各地ではいまも多くの人が紛争や迫害、暴力や貧困によって住まいを追われ、終わりの見えない命がけの旅を続けています。本展は、人びとに寄り添い医療を提供してきた国境なき医師団の活動を伝える体験・思考型の展覧会です。この展覧会場に、詩人・谷川俊太郎と美術家・諸泉茂のコラボレーションによるアート空間が誕生します。

 

谷川俊太郎の詩と諸泉茂による温度計のインスタレーション空間に鑑賞者が参加します

国民的詩人である谷川俊太郎が国境なき医師団のために書き下ろした詩。真白な壁面にその詩が記され鑑賞者に詩が描く世界を伝えます。一方、諸泉茂の手がける目盛りのない温度計は、壁面や台上に数百本並べられ、室内の温度を示しま す。人が触ることで、温度計の赤い線がその人の体温へと変化していきます。医者が人を「手当する」ことで人の命が助かることと、温度計に「手を当てる」ことで自分の温度を知り、命の大切さを感じてもらうこと、2つの「手当」をテーマとした参加型の展示です。会期5日間、参加者は自分の体温の高さにメッセージを残すことができ、日を追うごとに参加者の言葉が空間に溢れていくことでしょう。

アーティスト プロフィール

谷川俊太郎 Shuntaro Tanikawa
1931年東京生まれ。18歳頃から詩作を始め、詩集「二十億光年の孤独」を刊行(1952年)。「櫂」同人。詩、翻訳、創作わらべうたなど幅広く活躍している。1983年「日々の地図」で読売文学賞を受賞。またレコード大賞作詞賞、サンケイ児童出版文化賞、日本翻訳文化賞なども受賞。詩やエッセー、翻訳、脚本など幅広く活動する。

諸泉茂 Shigeru Moroizumi
1954年生まれ。多摩美術大学彫刻学科卒業。主な展覧会に 1999-2001年 FUJINO 国際アートシンポジウム企画運営。2010年 台北当代芸術館にて個展開催。作品集『°C』出版。2012年 「Aqua-Ignis」に作品を常設(三重県)。2013年 「カラーハンティング展」(21_21 DESIGN SIGHT)など、国内外で個展・グループ展を多数開催する。

会期|2019年12月18日(水)ー22日(日) 11:00‐20:00(最終入場時間19:30)
会場|アーツ千代田 3331/1階メインギャラリー 〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14
入場料|無料
主催|特定非営利活動法人 国境なき医師団日本
特別協力|谷川俊太郎、諸泉茂
協力|特定非営利活動法人アート&ソサイエティ研究センター
後援|千代田区
お問合せ|国境なき医師団日本 広報部:舘俊平 press@tokyo.msf.org Tel:03-5286-6141

特設ウェブサイト

フライヤー(PDF)のダウンロード

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ハンドパワーで淹れる、ハンドドリップコーヒーマシン

<こちらのイベントは大型の台風19号の影響を鑑み開催中止となりました>

第16回お茶の水アートピクニックが今週末に開催予定です。A&Sではアーティスト松田朕佳(まつだちか)さんをお迎えして参加します。今回は実際にコーヒーを飲むことができる作品と、小説のページがパンに浮かび上がる!?「本を食べる」作品の企画です。
街中ではいつどこでも美味しいコーヒーを手にすることができる昨今、日常にコーヒーが欠かせない人も多いことでしょう。さてアーティストが考えた美味しいコーヒーとは?喫茶文化の香り漂うお茶の水の街で、普段とは一味違ったコーヒーと読書を体験しに、ぜひ足をお運びください!

概 要

「ハンドパワーで淹れる、ハンドドリップコーヒーマシン」
コーヒーと共に、「本を食べる」の体験も可能です。
「本を食べる」に浮かび上がるアーティストの連載小説(zine)もテント内にて展示販売されます。

<コーヒーの提供について>
12日:アート&ソサイエティ研究センターによるドリップコーヒー
※ハンドパワーで淹れるハンドドリップコーヒーではありません。
13日:アーティストによるパフォーマンス
「ハンドドリップコーヒーマシン」を使用したコーヒー

日  時:2019年10月12日(土)11:00〜16:00 / 13日(日)11:00〜15:00 ※小雨開催
場  所:丸善お茶の水店(瀬川ビル)の前スペース 屋外テント下
     - JR御茶ノ水駅(聖橋口) / 東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅(B1出口)徒歩1分
定  員:1日20人ほど。直接会場にお越し下さい。
対  象:子供から大人まで
参 加 費:飲食代として300円前後

主  催:お茶の水茗渓通り会
協  力:株式会社昌平不動産総合研究所 / レモン画翠
企画運営:第16回お茶の水アートピクニック実行委員会 / NPO法人アート&ソサイエティ研究センター

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第16回お茶の水アートピクニック
http://ochanomizuartpicnic.jp

アーティスト プロフィール

松田朕佳 MATSUDA Chika
1983年生まれ。長野県信濃町在住。2006年ニュージーランドNelson Marlborough Institute of Technology 卒業Bachelor of Art 取得。2010年アリゾナ大学大学院Master of Fine Arts 修了。その後日本に拠点を置きながらアメリカ、ヨーロッパのアーティスト・イン・レジデンスで制作、発表してきた。
2015年にはエンジニアを含む異業種からなるユニット「耳のないマウス」を結成。2017年、ユニットとしての作品で清流の国ぎふ芸術祭Art Award IN THE CUBEにて審査員賞を受賞。個人では2018年4月にTokyo Arts and Space二国間交流事業カナダ・モントリオールのアートセンターCentre CLARKに3ヶ月間招聘される。
主にパフォーマンス要素のある立体作品を制作。作品を介して世界に普段とは異なる解釈を与え日常を問い直す作業をしている。
http://www.chikamatsuda.com/

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ダッチ・バイシコー・ブギウギ |ダイジェスト

2018年10月6日(土)/7日(日) 第15回お茶の水アートピクニックの関連企画として、アーティストユニット「Poh Wang(ポーワング)」によるワークショップ『ダッチ・バイシコー・ブギウギ』を開催、彼らがオランダから持ち帰った自転車を使い動画を撮影するワークショップが行われ、親子で、夫婦で、友人同士で、たまたま通りがかりでなど幅広い層、年代の40名以上の方にご参加いただき、季節外れの真夏日の中、無事に終了しました。

その様子の一部と、撮影の裏側のダイジェストムービーです。(約1分半|A&S編集)

参加者は最初にアーティストからサドルの高さやブレーキなど、日本とオランダの自転車の違い、その背景などの説明を受け、それから約1分間、あたかも空想の街を走っているように固定されている自転車を漕ぎました。
漕ぎ終わるとすぐに動画の出来映えをチェック、毎回楽しく盛り上がり、また参加者各自のスマートフォンでも撮影してお持ち帰りいただけたため大変喜ばれました。
いつもと違う自転車を漕いで見えた景色、その様子を動画で見る体験という視点の転換は、短い参加時間であっても新鮮な一コマになったのではないかと思います。

ポーワングのチームワークと、参加者の皆さま、ご協力いただいた皆さまに感謝申し上げます。

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ダッチ・バイシコー・ブギウギ

今秋もお茶の水アートピクニックに参加します!
アーティストユニット「Poh Wang(ポーワング)」のヒロキチさん、牡丹(ボタン)さんをお招きしてオランダの自転車を使ったワークショップを開催します。彼らは近年オランダと日本を行き来しながらプロジェクトを進行しており、今回のワークショップはその一連という位置づけにもなります。

– アーティストより –
自転車先進国オランダの自転車に乗って空想の街を走ってみませんか?オランダの自転車は日本の自転車とは全く違います。カタチも色も重さも、ハンドルもブレーキもバランスも。果たしてそれはどんな乗り心地なのでしょう?そして、そこからはどんな景色が見えるのでしょう?

イメージ by Poh Wang

概 要

ダッチ・バイシコー・ブギウギ
場  所:お茶の水サンクレール1F(丸善お茶の水店側の屋外スペース、B1Fへの階段付近通路)
      *JR御茶ノ水駅(聖橋口) / 東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅(B1出口) 徒歩1分 > アクセス
日  時:2018年10月6日(土)11:00〜16:00 / 7日(日)10:00〜15:00(受付は各日終了15分前まで)
     ※小雨開催
定  員:当日受付順。直接会場にお越し下さい。
対  象:子供から大人まで
参 加 費:無 料

参加の流れ:
1- 受付
2- 固定された自転車に乗って漕ぐ
3- 映像撮影開始(参加者ご自身のカメラ等もセットしていただけます)
4- 背景のついたスケボーを紐で引っ張って動かす(スタッフ、又は参加者同士で)
  フレームアウトしたら前に戻して繰り返す
所要時間:一回3分程

※後日アーティストの映像は作品としてウェブサイトにアップ予定ですが、
 ご希望されない場合は参加者ご自身での撮影のみ、または体験のみでもオーケーです。

主  催:お茶の水茗渓通り会
協  力:株式会社昌平不動産総合研究所 / レモン画翠
企画運営:第15回お茶の水アートピクニック実行委員会 / NPO法人アート&ソサイエティ研究センター

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第15回お茶の水アートピクニック
http://ochanomizuartpicnic.jp

アーティスト プロフィール

「Poh Wang (ポーワング)」 ヒロキチと牡丹靖佳のユニット

ヒロキチ
オランダやスコットランドなど世界各地のレジデンスに参加。その土地の地理的、社会的、歴史的な構造を分析し、ビデオ、彫刻、インスタレーションなどのメディアを使い、現実と虚構の入り混じった世界を作り出すことで、社会に潜む「あたり前」に疑問を投げかける作品を制作している。
牡丹靖佳
油絵を中心に画面上の色やモチーフをどう認識するのかといった、観る側と絵画との関係を追求し、特徴的な色使いで、その新しい関係性を構築している。また近年では顔料やテンペラ技法、色彩感覚の違いを研究するためにオランダに滞在。色彩の可能性を広げると共に、絵画とは何かを探求している。絵本作家としても活躍中。

https://pohwang.myportfolio.com/
Edo Sanpu 2020

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