ART & SOCIETY RESERCH CENTER

P+ARCHIVE

2021.05.25

活動紹介01|ヒアリングと現状調査の実施

コトブキシーティング株式会社からアーカイブ構築のご相談をいただき、2019年から着手しました。コトブキシーティング社は1914年に創業し、公共施設のイスの製造・販売をしてきた歴史の長い企業です。ホール・劇場・映画館など文化施設も多く手がけた同社の活動資料は日本の芸術文化の一面を伝えるアーカイブになりえます。その活動変遷をアーカイブとして後世に伝えていくために意見交換を重ねていきました。

現状調査の実施

キャビネットが並ぶ資料保管庫


アーカイブ構築の方向性を共有した段階で、資料が「どこに」「どのような」「どれくらい」保管されているのか、具体的に対象資料の現状を確認する「現状調査」を実施しました。この調査は、アーカイブ構築するうえで最初に実施する基礎的な調査となり、具体的には次のようなステップで取り組みます。

1|保管状況の写真記録
どのように資料が保管されているのか棚や資料を写真で記録します。
2|レイアウト図の作成
書棚やキャビネットの配置を簡単にスケッチし、レイアウト図を作成します。収納量を測るため、棚幅も記録します。
3|点数リストの作成
書棚やキャビネットの一段ごとに棚番号を付与し、資料の内容やおおよその点数をリストにまとめ記録します。
4|特記事項の記録
貴重資料や、劣化して早急に処置が必要な資料が出てきた場合、作業を優先させるために上記リストに記録していきます。

現状調査は、神田にある本社の資料保管庫と、図面を保管している村山工場の2箇所を、2019年5〜6月に2日間に分けて実施しました。この時点の調査では短い時間で効率良く資料の全体像を明らかにすることが優先されます。調査内容を報告書にまとめ、具体的な計画を進めます。

カタログ資料の資料保管庫の保管状況。


村山工場で保管されていたインデックスカード。