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2019.09.06

アーカイブ・ツアー04|文化庁国立近現代建築資料館

「アーカイブ・ツアー」は、様々な機関・施設で取り組まれているアーカイブ活動の現場を訪問する少人数制ツアーです。普段は見ることができないアーカイブ活動のバックヤードを、専門家の案内で見学します。

ツアーの内容

文化庁国立近現代建築資料館は、2013年に開館した建築資料のアーカイブズ施設です。日本の近現代建築に関する資料(図面や模型等)について、劣化、散逸、海外への流出等を防ぐことを目的として、全国的な所在状況の調査、関連資料を持つ機関(大学等)との連携、緊急に保護が必要な資料の収集・保管を行っています。

建築資料は、大型の図面や模型、法務文書など媒体やサイズが多様であることや、建築家自身の作家性など、美術資料と共通した課題や特徴を持っています。また、最終的な建造物そのものだけでなく完成に至るプロセスの記録が重要であることや、多くのスタッフや関係者と協働して完成させることは、近年広がっているプロジェクト型アート活動においてもプロセス重視や、市民参加の協働制作などの点からも共通が見られます。

本ツアーでは、収蔵庫内などバックヤードスペースをツアー形式で見学し、国立近現代建築資料館で取り組むアーカイブズ活動の実践と資料の活用についてご案内いただきます。建築アーカイブズに対する理解を深め、美術資料のアーカイブ構築の先行事例として学ぶ機会といたします。

  • 普段は公開されない収蔵庫で建築資料の保管・管理の方法を見学できます。
  • アーカイブ活動の取り組みについて、担当の調査官からご紹介いただきます。
  • 開催中の展示「安藤忠雄初期建築原図展」を鑑賞し、建築資料の理解を深めます。
    安藤忠雄初期建築原図展 個の自立と対話

開催概要

日 時:2019年9月19日(木)14:30~16:00 (14:20集合)
場 所:文化庁国立近現代建築資料館 <アクセス>
参加費:1,000円 (※正会員の方は無料、詳細はこちら
定 員:10名(先着順)
ガイド:文化庁国立近現代建築資料館職員

主催:特定非営利活動法人 アート&ソサイエティ研究センター

フライヤーのダウンロード

スケジュール

14:20
湯島地方合同庁舎正門前に集合、会場に移動
14:30〜16:00
館内をガイドツアー(展示鑑賞、収蔵庫、質疑応答)
16:00
ツアー終了予定
(希望者は終了後に岩崎邸の見学も可能です ※入園料一般400円は別途ご負担)

お申し込み

定員に達したため、参加申込を締切りました。