アーティストは自然・環境・気候危機といかに向き合っているか?
Vol.5 「未来」を実現する:トリガーポイント理論は、生態系の混乱に秩序を取り戻すアートとしてどのように進化してきたか 

ソーシャリー・エンゲイジド・アート ダイアログ・シリーズ
Socially Engaged Art Dialogue Series

ますます混沌を極める現代社会。分断や不平等、搾取や破壊、我々の人間活動によって引き起こされる非常事態が頻発し、私たちは日々それらの(真偽混在の)情報に晒されています。このような時にこそ、我々の足元を再び静かに見つめ直す必要に迫られていると考えています。
そこで、アート&ソサイエティ研究センターで2021年以降、断続的に開催してきた「アーティストは自然・環境・気候危機といかに向き合っているか?ソーシャリー・エンゲイジド・アート ダイアログ・シリーズ」を再開することにいたしました。本シリーズでは自然、環境、気象変動に関心をもつアーティストが、地球環境における危急の課題にいかに向き合い、自らの創作活動との関わりをどのように捉えているか、生の声で聞き、聴講者と共にディスカッションするものです。
これまで4回にわたり様々なアプローチから活動するアーティストの方々とダイアログを展開してきました。

Vol.1 “non-visible”
Vol.2 「人類と地球、新しい生の形態について」
Vol.3「氷のなかで」
Vol.4 エコロジカル思考 ー水が結ぶシェアリングー

今回は海外アーティストAviva Rahmaniさんとのダイアログに取り組みます。
Avivaさんは米国、メイン州とニューヨーク市在住で、環境とアートとの関係性を問いかける活動を常に展開してきました。パイプライン建設に反対して予定地の木に無害の青いペイントを施して阻止を試みるプロジェクトで有名になりましたが、他に自分のスタジオがあるメイン州の海岸線を守る活動を長期に渡りおこなっています。また、長年日本の能や木版画にも関心を持ってきており、特に最近の来日で日本文化全般から大きな影響を受け、自身の活動との関係性を探ろうとしています。彼女の長年にわたる活動の基礎となっている「トリガーポイント(引き金)理論」をはじめ、深い洞察と日本との新たな関係性についてのトークと議論に大いに期待しています。
参考リンク
Blue Trees Project
Aviva Rahmani 公式サイト
Medium記事 “Blue Rocks”


開催概要

日 時 2025年7月31日[木]19:00–20:45
会 場 ZOOMによるオンライン開催
定 員 30名(先着順)
参加費 無料

ゲストプロフィール

アヴィヴァ・ラマニ Aviva Rahmani

アヴィヴァ・ラマニは、アーティストであるとともに、エコアート理論の第一人者であり、国際的に出版、執筆活動を行い、展覧会を開催している。最近では、オランダのハーグ国際刑事裁判所で展覧会を開催。また、キプロスのインディペンデント現代美術館、コロラド州のボルダー現代美術館、ニューヨーク州のハドソンリバー美術館、オハイオ州シンシナティの現代美術センター、そして2007年ヴェネツィア・ビエンナーレ(イタリア)のヨーゼフ・ボイス100日間会議パビリオンでも展示を行った。また、NYSCA、NYFA、ポロック・クラスナー財団、A Blade of Grass、NEAからフェローシップを獲得。英国プリマス大学で博士号、カリフォルニア芸術大学で修士号を取得。コロラド州ボルダーにあるコロラド大学北極・高山研究所(INSTAAR)に所属。自身の活動を回想する『Divining Chaos』を執筆し、『Ecoart in Action』(2022年New Village Press刊)を共同編集。

お申込み

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主催:NPO法人アート&ソサイエティ研究センター

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