ART & SOCIETY RESERCH CENTER

P+ARCHIVE

2017.10.20

「実践 アート・アーカイビング」シラバス

シラバス
レクチャー01|2011.8.30 TUE
「アートとアーカイヴの実践」
講師:住友文彦氏(キュレーター)
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P+ARCHIVEの実践と他の事例との比較検討/「日本美術オーラルヒストリーアーカイヴ」の活動について
ワークショップ01|2011.9.29 THU
「アート・アーカイブのアーカイビング」
ファシリテーター:筒井弥生氏(アート・ドキュメンテーション学会会員)
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このワークショップの目標は、アート・アーカイブがどのようなものであるかを理解し、アート・プロジェクトの記録保存の方法を共に考えていくことにある。初回は、第1回レクチャーと参考文献をふまえ、アート・アーカイブ像を議論するとともに、各自がもつ資料の内容把握やそのアーカイビングのルールづくりなどを考えるためのツールを紹介する。
P+ARCHIVEの概略説明/文献・ウェブページの紹介/何のためにアーカイブするのか?/バイタルレコードとは?
レクチャー02|2011.10.13 THU
「文化資源のデジタル化とその情報記録の課題」
講師:研谷紀夫氏(東京大学大学院情報学環特任准教授)
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「文化資源のデジタル化に関するハンドブック」に関する解説/文化資源のデジタル化に関する記録/今後の課題
ワークショップ02|2011.11.9 WED
「記録を保存するということ」
ファシリテーター:筒井弥生氏(アート・ドキュメンテーション学会会員)
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プロジェクトのそれぞれの段階で、意志決定のプロセスがわかるように記録を作成し、文書の保存期間を決めて、管理簿に記載してゆくという、記録作成の一連の作業を理解し、記録管理の意義や管理簿の必要性について考え、その具体的な方法を学ぼう。
「公文書等の管理に関する法律」の施行とその影響について/記録の作成及び作成時の諸注意、記録の保存期間の設定、管理簿について/電子記録の管理(デジタル化とボーン・デジタル)
ワークショップ03|2011.12.7 WED
「資料整理と目録作成」
ファシリテーター:柴田葵氏(桜美林大学非常勤講師)
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どんな貴重な資料であっても、生まれた時はまだ「アーカイブズ」ではない。時の流れの中で長期に渡って残されたものが、アーカイブズになるのだ。文書の一生=ライフサイクルを理解し、今・ここにある資料を適切に管理する方法を実践しよう。
文書のライフサイクル論/ファイリングの諸形態、分類の方法/目録の作成
ワークショップ04|2012.1.19 THU
「アーカイブズの保存と防災」
ファシリテーター:柴田葵氏(桜美林大学非常勤講師)
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資料を未来に、将来世代に向けて伝えていくため、より安全な形で長期間保存し、自然災害や事故などから守るための方策について考える。
記録媒体(メディア)の種類と特性/保存に適した環境整備(温度・湿度・光など)/地震・水害・火災などの防災対策、リスク・マネジメント
ワークショップ05|2012.2.15 WED
「アーカイブズの公開と法」
ゲスト:
作田知樹氏(Arts and Law代表理事、東京大学大学院文化資源学研究室)
生貝直人氏(Creative Commons Japan理事、東京藝術大学総合芸術アーカイブセンター特別研究員)
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アーカイブズを一般公開するにあたっては、資料に含まれる個人情報や、著作権などの問題に留意する必要がある。アーカイブズの公開に深く関わる両制度について知り、知的資源の社会的共有化を目指す。
個人情報保護法/著作権とクリエイティブ・コモンズ
レクチャー講師
住友文彦(すみともふみひこ)/東京都現代美術館などに勤務し、昨年はメディアシティソウル2010(ソウル市美術館)の共同キュレーターをつとめる。「Possible Futures:アート&テクノロジー過去と未来」展(ICC/東京/2005)、「川俣正[通路]」(東京都現代美術館/東京/2008)、ヨコハマ国際映像祭2009などを企画。おもな共著に、『キュレーターになる!』(フィルムアート社、2009年)などがある。
研谷紀夫(とぎやのりお)/大学卒業後、情報関連会社勤務を経て、東京大学大学院学際情報学府入学。2004年同修士課程、2006年同博士課程修了。東京大学大学院情報学環特任助教を経て現職。大学院時代より、文化資源の電子化などの研究に取り組む。著書に『デジタルアーカイブにおける「資料基盤」統合化モデルの研究』他。